
「太る」とき、からだの中ではなにが起こってる?
糖質、脂質を含めたあらゆる栄養素は、健康を維持するために欠かせない栄養素です。とはいえ、運動や食事管理の目的がダイエットの場合は、なるべく糖質や脂質の含まれた食べ物を取り入れたくない!と感じますよね。
当たり前のように聞こえますが、重要なのは食べすぎないことです。ここで、人が太るメカニズムを紹介します。
体内に入った食べ物はそれぞれ分解されます。中でも体を動かすエネルギーとなるのが糖質と脂質です。糖質は体内でブドウ糖に、脂質は脂肪酸というものに分解されます。これらはからだのいろいろな部分を動かすエネルギーとして使われます。運動不足や過剰摂取などで使いきれない分は、いざという時のために保存されるのですが、これが体脂肪です。
つまり糖質の摂りすぎも脂質の摂りすぎも、肥満を引き起こす原因なのです。かといって体脂肪を減らしすぎても健康を害します。体を外気温や衝動などから保護したり、病気などをして食事が進まなくなったときのエネルギーにもなってくれます。
自分の日頃の活動量と照らし合わせ、適量の脂質を摂れるように食事をコントロールできるとグッド。この理論を意識しておくことで、徐々にうまく献立を考えられるようになるはずです。
「油」と「脂」の違いを理解して、太りにくい脂質を摂取しよう!
脂質の含まれた食べ物は太るイメージがありますが、脂質にも種類があるのをご存知でしょうか。脂質はカロリーが高いのは事実です。糖質やタンパク質の1gあたりのエネルギーは約4kcalですが、脂質は1gあたり約9kcalも持っています。脂質は糖質やタンパク質の倍以上のカロリーですから、食べ過ぎは禁物。ただし選び方によっては太りにくい体づくりが可能なのです!
脂質の中でも、太りやすい脂質と太りにくい脂質があります。大まかに分けると、常温で個体になる脂質を「脂」、常温で液体の脂質を「油」というふうに分類できます。そして「脂」は脂肪になりやすく、「油」は体を順調に動かすための潤滑油のような役割を果たします。
「脂」は体内でも固まって蓄積しやすいので、体脂肪増加の原因になります。「油」は体内でもサラサラのため、エネルギーとして消費されやすい性質があります。「脂」は肉や乳製品に、「油」は魚類に多く含まれます。
詳しくは、「ダイエットにも脂質は必要!積極的に摂取したい油」の記事をご覧ください!